今回はホンダで人気の軽自動車「N-BOX」を紹介します。
N-BOXだけではなく、メーカー問わずベースとなる車種とそのカスタムモデルを設定している場合があります。
ホンダN-BOXもこのパターンで、その違いなどを紹介したいと思います。
それぞれの特徴からご購入の参考にしてみてください。
エクステリアの違い
- N-BOX カスタムには専用エアロパーツが取り付けられている
- N-BOX カスタムはリアコンビネーションランプにフルLEDランプを採用
- N-BOXのスチールホイールに対して、N-BOX カスタムは専用アルミ
- N-BOX カスタムのエクステリアは目立った印象を受ける
「カスタム」と付く車種ほぼ共通しているのがエクステリアの特徴です。
メーカー純正のエアロパーツが取り付けられており、「ノーマル」との差別化を図っています。
N-BOXも同様で、カスタムには専用のエアロパーツが取り付けられています。
同じホンダ車の中でもエアロパッケージの車種などでは、純正バンパーにリップスポイラーを取り付けている車種が多いです。
しかし、このN-BOXはエアロバンパーとして形状の異なるバンパーに交換しています。
純正ながらに張り出しエアロのデザインをしており、デザイン性を考えて作られています。
この張り出し具合は特にフロントバンパーに見られますが、前後バンパーともに「ノーマル」N-BOXとは異なる形状をしています。
サイドステップはカスタム専用に追加され、前後バンパーに合わせて若干張り出しています。
また、カスタムには専用のフロントグリルが取り付けられ、ノーマルとは違った雰囲気を演出しています。
N-BOX カスタムでは、リアコンビネーションランプにフルLEDランプを採用しています。
アフターパーツメーカーでさまざまなパーツが販売されていますが、自動車メーカーが新車当初から設定することで自然に仕上げられています。
ノーマルのN-BOXにもLEDは採用されていますが、カスタムではこれを「フルLED」化しています。
ドレスアップを好むユーザーの立場になって自動車メーカーがドレスアップしたと言っても過言ではありません。
>>N-BOX カスタムのグレードの違い|ターボとノンターボはどちらを選ぶべき?
ノーマルN-BOXではスチールホイールが採用されていますが、N-BOX スタムではカスタムモデル専用のブラック塗装が施されたアルミホイールが純正採用されています。
見た目にこだわるのであれば、間違いなくカスタムを選ぶべきでしょう。
その反面、あまり目立ち過ぎるのはちょっと抵抗があるという方にはノーマルがおすすめです。
>>N-BOXの人気色と不人気色は?|単色とツートンカラーどちらを選んだらいい?
N-BOX↓
N-BOX カスタム↓
インテリアの違い
- N-BOXはベージュを基調とした落ち着いた雰囲気
- N-BOX カスタムは黒を基調とした高級な雰囲気
- N-BOX カスタムはカスタム志向の強い雰囲気があるため、落ち着いた車を求めている方はN-BOXが向いている
ノーマルとカスタムの違いは見た目だけではありません。
N-BOXに限ったことではありませんが、さまざまな自動車メーカーが世に送り出した車種のほとんどは、内装でもノーマルグレードとカスタムグレードに差を設けています。
N-BOXの場合も同様で、このあたりも購入の決め手になってくると思います。
各自動車メーカーは標準グレードと上級グレードの差別化を図るためにさまざまな工夫をしています。
ノーマルグレードがモケットシートなのに対して上級グレードが本革シートやハーフレザーシートになっている車種・内装のトリム関係にアクセントを設けている車種など多種多様です。
N-BOXとN-BOX カスタムの内装の違いも同様に見た目の雰囲気が大きく変わります。
シートカラーやシート素材が異なるはもちろんのこと、室内の雰囲気が全く異なります。
N-BOXはどちらかというとベージュを基調とした落ち着いた雰囲気の印象を受けますが、N-BOX カスタムの方は黒を基調とした攻めたスタイルです。
ノーマルが通常のステアリングホイールを採用しているのに対して、カスタムでは革巻きステアリングホイールを採用しています。
カスタムではシートが黒を基調とした高級な仕上がりになっており、室内のトリム関係もノーマルとは違った雰囲気があります。
ウッドパネルやメッキパーツを要所要所で使用していますので、「カスタム」と名の付くだけにメーカー純正のカスタムカーと言えます。
カスタム志向の強い雰囲気がありますので、普通に乗れれば構わないとお考えの方には不向きかもしれません。
しかし、ノーマルN-BOXもベージュを基調とした雰囲気に良さがあります。
落ち着いた車をお求めであればノーマルの方が向いています。
価格の違い
- N-BOXとN-BOX カスタムの価格差はおおよそ20万円前後
- 共通して2WDと4WDの価格差は約13万円
どんな車種でもそうですが、ノーマルグレードとカスタムグレードでは車両本体価格が異なります。
ノーマルグレードもそれ相応の「良さ」がありますが、カスタムグレードでは自動車メーカーがカスタム専用装備を投入している背景があります。
カスタムグレードには「いい素材」「いいパーツ」を使用していますので、ノーマルN-BOXよりもN-BOX カスタムの方が高くなっています。
まずノーマルN-BOXですが、最もオーソドックスでお手軽な「N-BOX G・Honda SENSING」で車両本体価格が1,385,640円となっています。(2WD)
それに対して「ノーマルN-BOX」としての上級グレードに相当する「N-BOX G・EX ターボ Honda SENSING」であれば車両本体価格が1,749,600円となっています。(2WD)
次にN-BOX カスタムですが、「N-BOX Custom G・L Honda SENSING」が最もスタンダードなモデルで、価格は車両本体価格1,698,840円となっています。(2WD)
それに対して「N-BOX Custom G・EX ターボ Honda SENSING」が最も上級グレードとなっており、車両本体価格1,949,400円となっています。(2WD)
「ノーマルN-BOXの上級グレードがN-BOX カスタムのベースグレードより高くなっていますので需要に合わせて装備内容を見てノーマルを買うのか?カスタムを買うのか?」
を決めるのがおすすめです。
ベースグレードもしくは上級グレードで比較するとカスタムモデルの方が高価ですが、その中での需要によって選択肢が異なってくると思います。
ノーマルN-BOX、N-BOX カスタムの両方に言えることですが、上級グレードとは別でスローパーグレードが存在します。
スローパーの装備の関係で高額になっていますが、特にカスタムは福祉車両であっても魅せるスタイルになっているのが特徴です。
まとめ
- 落ち着いた雰囲気を好む方はN-BOXが向いている
- カスタム志向の強い雰囲気が好みの方はN-BOX カスタムが向いている
ノーマルN-BOX、N-BOX カスタムのどちらを買うか迷っている方に向けて紹介しました。
エクステリアの違い・インテリアの違い・価格の違いがあります。
特にカスタムはエクステリア・インテリア共に満足のいく仕上がりになっており、カスタム志向の方におすすめのモデルです。
落ち着いた雰囲気を好み、ノーマルN-BOXを選択する場合でも上級グレードを選択すればカスタムに負けず劣らずの装備を手に入れることも可能です。